「ネット日本・国民の広場」では2011年10月1日、東日本大震災後日本の政治・経済の混迷が深まる中、日本に暮らす全ての生活者が、これからの道のりを笑顔で元気に、幸せに生きていくためにはどうしたらいいのか?をテーマにした前向きで明るいエッセイを募集いたしましたところ、全国の皆様より数多くの感動のエッセイをご応募していただきました。国民の広場運営事務局ならびに審査委員長森永卓郎氏による厳正な審査の結果、いずれも甲乙つけがたい内容ではございましたが、下記13作品を選ばせていただきました。
※入選者の皆様には追って個別にご連絡差し上げます。
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幸せとは一体何なのか。私たちが考えなければならない最大の問題です。 金融資本主義が世界を席巻したこの四半世紀、その答えは経済的に豊かになることでした。 しかし、今回寄せられた多くのエッセイのなかで、そうした考え方は影を潜めました。 東日本大震災後の後に、日本人の心のなかに深く根付いた絆という言葉。人間は一人では生きていけません。 自分だけがよくなっても仕方がない。お互いに助け合って、皆で幸せをつかんでいく。 日本人が大切にしてきた思い遣り、和の精神が、どのエッセイにもあふれていました。 こうした優しい気持ちを持ち続けている限り、日本は世界で一番住みやすい国でありつづけるだろうと確信しました。 参加者のみなさんの心に宿った「素敵な愛」こそが、いまの日本にとって最大の財産なのだと思います。 2012年2月19日 森永卓郎 |
最優秀賞: 「負けてたまるか」 | 武田 義之 様 |
東日本大震災のとき、筆者は、震災で自宅に大きな被害を受けた。高齢にもかかわらず、資金の少ない筆者は、自ら自宅の修理に取り組んだ。自らできることはすべて自ら行い、それでも不可能なところは、支援を呼びかける。筆者の姿勢は凜としていて、清々しい。「自分が幸せになるためには、自分で切り開いていこうとする意欲が大切だ」という筆者の言葉は、深く心に残った。 | |
優秀賞: 「「雷親父」と「ガミガミおばさん」の居る日本の幸せ」 | くんた 様 |
昭和の時代、日本には、他人の子どもに生活の知恵や道徳観を教える大人がいた。いつの間にか、そうした大人が消えてしまった。幸せな社会をつくるためには、煙たがられてもご意見番となる大人が必要だという筆者の主張は。絆の一つの姿を描き出している。 | |
優秀賞: 「感謝の気持ちと日本」 | Mana 様 |
東日本大震災のとき、日本は多くの国から支援を受けた。筆者は、そのことの原因を日本の惨状に対する同情ではなく、日本がこれまで海外のために経済援助等で貢献してきたことへの感謝だとする。「情けは人のためならず」という言葉のとおり、普段から他人のために何かをしていれば、いつか自分に返ってくる。感謝の気持ちは大切だ。 | |
佳作: 「ぼくの使命」 | 遠藤彪羽 様 |
津波で家族を亡くしたわずか9歳の筆者が、悲しみをこらえて、ひたむきに前を向こうとする姿勢が胸を打つ。震災は、9歳の子どもを立派な社会人に成長させた。 | |
佳作: 「日本に幸福感と安心感を~今こそ義理と人情の精神を語り継ぐ~」 | 青葉さゆり 様 |
震災直後、公衆電話を使いたいが、小銭を持たずに困っている女性に向けて、他人から差し出された百円玉。赤の他人でも助け合う姿から描かれる、日本人の「義理と人情」が、ひしひしと伝わる。 | |
佳作: 「私たちの未来を守るために:開かれた情報交換をしよう」 | 木俣 肇 様 |
日本の未来を実名で議論するサイトを作ることが、日本のビジョンを創り出す。筆者の提案は具体的で、実現性も高い。誰かのせいにするのではなく、一人ひとりが責任をもってビジョンを語るべきだ。 | |
佳作: 「ボランティア立国」 | 高田伸彦 様 |
自らのボランティア体験をもとに、ボランティアが可能になる勤務制度を提案している。子育て支援と比べるとボランティア支援は遅れている。とても重要な提案だ。 | |
佳作: 「他人への優しさ」 | 内田達也 様 |
他人に優しくするのは、タイミングややり方が重要ということを体験にもとづいて考えている。地味なテーマだが、どうしたら優しくなれるのかというのは、とても大切な視点だ。 | |
佳作: 「まず「民主主義」への認識を」 | 空健一 様 |
よりよい未来をつくるためには、一人ひとりが政治に関心と責任を持つ民主主義が必要だと筆者は訴える。誰かがやってくれるだろうではなく、自ら主権者として行動する。当たり前の話だが、そのことを言える人は、意外に少ない。 | |
佳作: 「サブ・おじいちゃん、おばあちゃん」 | 八木睦美 様 |
小さな子どもを抱える既婚女性が、仕事を続けるのはむずかしい。筆者は子どもが病気をしたときなどに、親の代わりにピンチヒッターを務める高齢層のサポーター制度を提案している。すぐにでも実現できそうな、とてもよいアイデアだ。 | |
佳作: 「五十音順幸福論」 | 築紫一将 様 |
アイウエオ順に、いろはカルタのような形で、幸福論を綴っている。ちょっとゴロが悪いところもあるが、アイデアが素晴らしい。 | |
佳作: 「「人を喜ばす」量を増やして「大きな社会」を創ろう ~震災後の幸せへの道」 | 日野尾和吉 様 |
寄付をすることは、寄り添うこと。人を喜ばすことが、その人の幸せにつながる。自分の利益を最大化することだけを考える近代経済学が忘れた大切な視点だ。 | |
佳作: 「思い遣りと日本人の絆」 | 久保覚 様 |
増税の前に行政改革が必要と強く主張している。ただしそれはわがままではなく、富の分配を公平に行うことが国民の幸せにつながるという考えだ。等しからざるを憂うというのは、社会の基本だ。 |
タイトル | 氏名(ペンネーム) |
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最優秀賞 「負けてたまるか」 | 武田 義之 様 |
優秀賞 「「雷親父」と「ガミガミおばさん」の居る日本の幸せ」 | くんた 様 |
優秀賞 「感謝の気持ちと日本」 | Mana 様 |
佳作 「ぼくの使命」 | 遠藤彪羽 様 |
佳作 「日本に幸福感と安心感を~今こそ義理と人情の精神を語り継ぐ~」 | 青葉さゆり 様 |
佳作 「私たちの未来を守るために:開かれた情報交換をしよう」 | 木俣 肇 様 |
佳作 「ボランティア立国」 | 高田伸彦 様 |
佳作 「他人への優しさ」 | 内田達也 様 |
佳作 「まず「民主主義」への認識を」 | 空健一 様 |
佳作 「サブ・おじいちゃん、おばあちゃん」 | 八木睦美 様 |
佳作 「五十音順幸福論」 | 築紫一将 様 |
佳作 「「人を喜ばす」量を増やして「大きな社会」を創ろう ~震災後の幸せへの道」 | 日野尾和吉 様 |
佳作 「思い遣りと日本人の絆」 | 久保覚 様 |
「介護への環境づくり」 | 中野 雄介 様 |
「私の幸せ」 | 後藤 純夫 様 |
「私が幸せになる方法」 | 未来 様 |
「一杯のみそ汁」 | えみこ 様 |
「私が幸せになる方法」 | 加籐 望 様 |
「私が幸せになる方法」 | 梅津 康治 様 |
「私の夢見る未来の日本」 | 大江戸博 様 |
「生きるということ「命」」 | K 様 |
「私が幸福になる方法」 | 椎名 隆男 様 |
「大震災の教訓を生かす道」 | 河野 保彦 様 |
「働かざる者食うべからず … 若者の気概再建が一番」 | 蛙屋 無二斎 様 |
「市民の夢を活かして明るい未来社会を創ろう!」 | 針貝 武紀 様 |
「ふれあいから生まれる幸せ」 | mama 様 |
「子どもの笑顔があふれる学校」 | リチャード 様 |
「私たちの震災復興」 | 上総 馬之介 様 |
「私たちのための危機管理」 | たにを 様 |
「婚活政策」 | 川村 玲子 様 |
「国会議員を「仕分け」しよう」 | 福崎 敦男 様 |
「私たちが幸せになる「直接民主主義」」 | 能辺 竜人 様 |
「国民のための外交」 | 国民 和人 様 |
「「衣食・住足りて礼節を知る」」 | 渡会 雅 様 |
「政治に求められる感性」 | まんぼう 様 |
「幸せになるために」 | 一個だけ 様 |
「貧しさを楽しめる国にしよう!」 | 上州旅人 様 |
「私たちの幸せのための新エネルギー」 | 祥雲 様 |
「賢い傍観者となるよりも」 | 岩﨑 大 様 |
「絶望があるから感動がある」 | 新谷 泰造 様 |
「「私たちの四合わせ」のために」 | アゴラ 様 |
「小さな幸せ口座」 | 吉川 咲 様 |
「三世代同居への勧め」 | パパラッチ 様 |
「幸せを生む食卓」 | task 様 |
「幸せの青い鳥」 | 小城 ゆり子 様 |
「今こそ“死”に対する教育を」 | 大池 ライオン 様 |
「教育から未来の幸せを」 | kuma 様 |
「私が幸せになる方法」(東日本大震災を経て) | こばやし ただお 様 |
「夢中八策」 | 浅石 遼真 様 |
「「私たちを取り巻く大きな流れ」 国民が安心安全で暮らせるため、私たちを取り巻く、日本の基本となる大きな仕組みを変える。」 | 斉藤 武 様 |
「私たちの国際化 -世界から元気をもらおう-」 | 飯田 崇史 様 |
「2011年は、政治の転換期」 | こだま 無休 様 |
「私たちのための「教育改革」」 | 速水 晶 様 |
「「幸せ発見力」と「幸せ創造力」を育てる」 | きりこかぶ 様 |
「電車の中でのこと。バスの中でのこと。」 | 生駒山 様 |
「完成されてないもの」 | ai 様 |
「「当たり前」があることの幸せ」 | 青木 雅子 様 |
「隠居の生き甲斐」 | 清水 正行 様 |
「いとしのカラシレンコン」 | 西元 宏美 様 |
「心の感じたまま」 | semu 様 |
「「幸せ」という言葉のない国」 | 吉田 誠一 様 |
「労働市場と私」 | 佐藤 大地 様 |
「幸せになる 仏様との約束」 | 鴨志田 茂 様 |
「人を喜ばせれば幸せになれる」 | マイマイ 様 |
「幸せの法則」 | ポン 様 |
「私の幸せの秘密」 | migo 様 |
「自分を生きる。」 | 煙山 美帆 様 |
「地域のつながりを深めたい」 | 岡部 達美 様 |
「私たちのためのお金」 | 小倉 慶子 様 |
「今の日本だからこそ、この投資法はいかがでしょう。」 | 静岡 美紀 様 |
「私たちの幸せのちから」 | 田村 靖彦 様 |
「幸せの原点は家族から」 | 上岡 彩乃 様 |
「幸せになる簡単な方法」 | 大月 亜紀 様 |
「よかったさがし」 | 竹内 祐司 様 |
「日本におけるリスクコミュニケーションの現状と課題 ~食の安全及び放射能汚染問題を中核とした消費者・行政・企業・農山漁村間での地域密着型リスクコミュニケーションモデルの構築~」 | あゆあゆ 様 |
「ずっと幸せに」 | 玉木 文憲 様 |
「私が幸せと感じる日が来るために?」 | けんじーい 様 |
「地産地消型社会を目指して」 | 南 多聞 様 |
「被災地復興のデュアル・ライフ的解法―チェンソー・ボラは、三重県熊野で夢を見る―」 | カワケン 様 |
「残された自然・エネルギーで幸せになる方法」 | 京橋 健一郎 様 |
「挨拶の輪」 | ふうこ 様 |
「おはようでつながる地域」 | 氏原 一郎 様 |
「伝えよう育もう輪になって」 | 明華咲 様 |
「私たちのためのエネルギー」 | 後藤 晃子 様 |
「FREE経済で幸せ創り」 | BLUE NOBLE 様 |
「私が幸せになる社会」 | 上原 雄一 様 |
「「私が幸せになる方法」 (一人ひとりの幸せがみんなの幸せに)」 | miwi 様 |
「私たちを幸せにする教育」 | 大野 雄一郎 様 |
「孫の幸せ・私の幸せ」 | 澤崎 誠 様 |
「グリーンツーリズムの一石三鳥」 | 茶木 寿夫 様 |
「子どもの未来の夢に投資せよ」 | 工藤 護 様 |
「道を切り拓く時」 | コーギーのしっぽ 様 |
「みんなが笑顔で歩ける国へ」 | 山本 りな 様 |
「私たちのための政治」 | 雲と海 様 |
「フリーエージェントできるものなら」 | 鈴田 浩二 様 |
「幸せになるための本当の就職活動」 | 田中 孝佳 様 |
「海辺の「ビッグ・ツリー」構想」 | 陽一郎 様 |
「ささやかな思い」 | 村野 京子 様 |
「前へ、チャンス」 | トロロ 様 |
「私が幸せになる方法。」 | あじ干物 様 |
〒683-0053 鳥取県米子市明治町180
有限会社クリエイティブプロダクションアドス内
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